近年「モンゴル」という言葉を日本国内で耳にする機会は以前とは比べものにならないくらい増えました。マスコミなどで取り上げられる機会も大変多くなってきています。
 任意団体『モンゴル情報誌しゃがぁ』は「おつきあいをするのであれば、相手のことをよく知るのは最低限の礼儀である」と考え、機会あるごとにモンゴルについての情報を発信してきました。
 一例として出張コンサートがあります。
 これまで任意団体として、全国の小学校、保育園、幼稚園、福祉施設などでのコンサート活動を行ってきました。
 これら活動に際し演奏者を招聘しなければならないのですが、近年、モンゴル人の不法入国、不法就労、不法滞在が増加しており、過去の招聘実績があったとしても、任意団体に対しては必ずしもビザを発給してもらえるかどうかわからないという状況にあります。
 そこで在モンゴル日本大使館に相談したところ、法人格を取ることを勧められました。また今後、日本語学習を希望するモンゴル人の招聘プログラムを展開していこうと考えており、法人格の取得は事業を円滑に運営して行くにあたり、必要不可欠となりました。
 法人格を取得した後は、今まで以上に活動をソフトハードの両面で発展させていけると考えています。
 ソフト面としては、特にモンゴル人招聘プログラムを強化・展開し、各種教育機関などでの無償コンサートや講演会などを全国展開していきたいと考えています。
 ところが任意団体では助成金も得にくく、コンサートの運営は経済的に苦しいものでした。演奏者には相応の報酬を渡さねばなりませんが、教育機関にも予算がないという状況にあり、非常に厳しい運営を強いられてきたのです。
 助成金が得やすくなることによって、これら金銭的問題を解決し、初等教育機関に対しては無償でコンサートを提供できると期待しています。
 また以前より人材育成をモンゴル発展のための最重要課題とし、日本語学習環境を提供したいと考えてきました。ホームステイによる日本滞在とボランティア日本語クラブなどとの連携によって、短期間に集中して日本語を学習できるシステムを作りたいと考えています。
 ハード面としては、体験宿泊施設・博物館運営です。現在、羊蹄山麓に土地を借りて整地作業などを行っています。
 博物館で知識を得て、宿泊施設では得た知識を体験によって知恵に転化させるという体験プログラムを展開します。モンゴルの移動式住居を来場者が自分の手で建て、中で食事を作って食べるという体験を通して、見聞きしただけではない生きた知恵を身につけてもらいたいと期待しています。また馬やトナカイなどの家畜も飼育する予定です。
 かくて、1996年より任意団体『モンゴル情報紙しゃがぁ』として
「モンゴルとはいかなる土地であり、どのような人々がどのように暮らしているか」
 を広く日本に知らしめることを目的に活動を行ってきたわれわれ有志は、ここに『北方アジア文化交流センター しゃがぁ』を設立し、非営利団体として体験の機会の提供を通じて社会に貢献しようとするものであります。
 われわれの活動は、多くの人々、特に次世代を担う子供たちに対して、早い時期より異文化体験の場を提供することで、社会教育の推進、学術・文化の振興、国際協力に寄与するものであると信じます。

平成191017

特定非営利活動法人
北方アジア文化交流センター しゃがぁ
代表者    住所 北海道虻田郡京極町字川西304番地4
氏名      西村 幹也