NPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁのwebサイトへ!

NPO法人しゃがぁは、前身「しゃがぁ編集室」(1994年設立)の活動を全て引き継ぎ、更なる発展のために2008年5月末に設立されました。

編集室は代表西村の「1991年に初めて滞在した内モンゴルで世話になったモンゴル人の友人たちと付き会い続けたい」という思いをきっかけに活動を続けてき ました。彼ら自身が大変な時期(天安門事件後)に、異邦人である私に無欲に捧げてくれた恩を忘れることは出来ません。それ以後、とにかく、「関わり続けていくこと」が、大切なのだと思いました。
人と人の関係が希薄になっていく今の日本社会に生きる自分が、人に厚いモンゴル人たちに、人に戻してもらえたと思っています。
そして、これをきっかけとした活動は、前身の編集室や私、西村の活動であると同時に、それらを温かく見守ってくださり、ご支援くださった皆さんの歴史でもあります。
心からお礼申し上げると共に、今後とも、よろしくご指導ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。

NPO法人しゃがぁ 理事長 西村幹也


1996年より、任意団体・モンゴル情報紙しゃがぁ編集室として、「モンゴルとはいかなる土地であり、どのような人々が、どのように暮らしているか」を広く日本に知らしめることを目的に活動を行ってきましたが、このたび、これら活動をより発展させ、いままで以上に多くの人々にモンゴルについて知ってもらうこと、また、同時にモンゴル民族のみならず周辺諸民族、カザフ民族やトバ民族などの生活文化をも活動対象としていくこととし、NPO「北方アジア文化交流センター・しゃがぁ」を設立しました。(以下、NPO法人しゃがぁ)

北方アジアという概念自体、日本ではあまりなじみもなく、アジアと言えば中国大陸があり、その北方にはシベリアがあるという理解が依然として大勢を占めています。とはいえ、近年、「モンゴル」という言葉を日本国内で耳にする機会は、以前とは比べものにならないくらい増えました。テレビ、マスコミなどで取り上げられる機会も大変多くなっています。日本人は古くより、様々な形で関わりがあった「モンゴル」であるためか、好意的にモンゴルと接する傾向があるようです。

そんなモンゴルではありますが、モンゴル高原を中心とした北方アジア地域について、自然環境、民族構成、文化、生活習慣などのほとんどは、日本側が一方的にイメージをふくらませて理解したつもりになっているばかりのようです。顔が似ているからと、モンゴル人に対して、日本人にすると全く同じに関わった結果、摩擦を引き起こしてしまったという例も多く耳に入ります。

つまり、まだまだ、我々日本人は北方アジアのことを知らないのです。社会主義であったこと、冬期はきわめて寒冷であることなどから、北方アジアの実際とほとんどふれることのないまま、現在に至っていると思われます。

任意団体であった頃から、これらの問題には注目し、機会を得られるごとに、「モンゴル」について知り得た情報を流し続けてきました。「おつきあいをするのであれば、相手のことをよく知るべきである」ということを信条にしてきました。しかし、力不足であったことは否めません。まして、モンゴル民族以外の北方アジア諸民族の情報については、日本では皆無ともいえる状況にあります。

これからより深まって行くであろうモンゴルとの関係、また急激に進むグローバリゼーションは、否応なく日本人とそれら地域の人々との接触の機会を増やしていくでしょう。そんな流れの中であるからこそ、国土が狭く、島国に暮らし、外国文化と直接に触れる機会が歴史的に少なかった日本人が、広大な大陸で、常に異民族・異文化とふれあい、切磋琢磨してきた北方アジアの人々の生き方から学ぶべきは多いと考えます。北方アジアの価値観は我々日本人にとって大変新鮮であると同時に、従来の考え方に新しい活路をも与えてくれるものとなるでしょう。

 NPOしゃがぁは、北方アジア諸民族との交流に際し必要と思われる情報を総合的、多角的に人々に提供すること、そして、本当の意味での異文化理解と国際協調を深めていくための機会を創造していくことを使命とします。特に、次世代を担う子供たちに対して、早い時期より異文化体験の場を提供していくことで真の国際人育成に寄与し、さらに志を同じくする個人、団体の活動支援をしていきます。