NPO法人しゃがぁでは、活動経費捻出のために、オリジナルCD,DVD,絵葉書などの販売のほか、モンゴル、カザフの民芸小物などの販売を行っています。
2014年4月より、事務所のある京極町の観光地、道の駅ふきだし公園にお店を出しています。
この店舗は、博物館が開館したら、そちらの宣伝を行うためのアンテナショップとして、人目につく観光地にて運営しています。
京極の名水を汲みに来る方々に台車をレンタルしたり、季節の山菜、野菜、青果、羊蹄山麓に自生する和ハーブや栽培した無農薬ハーブ、後志地域で生産されている蜂蜜や水飴、デンプン、そして、しゃがぁオリジナルCD、DVD、絵はがきなどの販売をしながら、モンゴル、カザフの刺繍小物などを取り扱っています。


なぜ山菜を売るのか?

こうして販売しているものを並べると、なぜ山菜?なぜ地元商品?なぜ遊牧民商品?という疑問が起きるかもしれません。
ですが、山菜や農作物を扱うことは、しゃがぁにとっては遊牧文化を伝えることにつながっていると考えています。

そもそも、しゃがぁは遊牧文化を伝えることで何をしたいのか?ということに関係あります。遊牧文化を伝えることで、多様な文化、価値観の存在を知らしめ、それらを理解し尊重できるようにすることを目的としながら、その根底には、日本では忘れられようとしている自然と人間の関わり方を見直すきっかけになればいいと思っています。

自然と人間の関わり方は地域によってその形は様々に変わります。その一つが北方アジア地域の遊牧生活であるわけですが、その関わり方をそのまま日本で運用することは事実上不可能です。まったく異なる自然環境なのですから、当然のことです。

日本はとても自然豊かな土地です。照葉樹林文化はとても穏やかな自然条件で発展してました。しかし、我々、日本人の多くは、その自然を改変することを当然のように思い始め、だんだんと自然を対象物のように考えるようになり、日常的に関わっていること、関われるということ自体を忘れかけているように思います。

普段、何気なく見かける道ばたの草花をみて、きれいだなとは思うわけですが、自分の生活と大して関係があるとは思えません。

ですが、それが食べられるものであると知ると、その草花はそれまでとは違った価値をもって目に入るようになります。つまり、それまではただ眺めていた草花が自分を生かしてくれる特別なものになります。そういう特別なものが身の回りに増えたなら、自分たちに見えていた世界は、まったく変わって見え始めます。それら世界が自分を直接的に生かしてくれるものとなります。それまでよりもいっそう大切なものになります。もったいないものに感じられることでしょう。そして、それがもしも失われたら?想像するだけで、残念に思えるはずです。そういう自体に陥らないように努力をするようになるかもしれません。それが本当の意味で自然と積極的に関わり、それらの影響の元に生きるという人間のあるべき生き方につながるのではないかと考えるのです。

ただきれいな山だなと思うにとどまらず、どれだけたくさんの命を支えられる山であるかを知ることが、自然を自分と直接的に関わらせることになると思うのです。

そのきっかけとして、山菜紹介、販売をしていくことは、遊牧民の生活を伝えることと根っこは同じなのです。


店や京極町周辺の様子は、「くるまdeオスト ふきだし公園裏長屋日誌」というブログサイトでご覧いただけます。
いちど、ぜひ、のぞいてみてください。